私たちの映画祭では、鑑賞後に気軽に立ち寄ってもらえる喫茶ブースを設けて、感動の余韻に浸り、語り合っていただける空間を設けています。
出店は障害者事業所が担当して、美味しいコーヒーやソフトドリンク・菓子類を安価で取りそろえ、併せて事業所製品の展示販売も併設しています。また、時には上映作品に因んだパネル展示会や、障害者アーチストたちの美術展やパネル展、音楽ライブなども企画して、大変好評をいただいております。
映画祭の開催に合わせて、地元道南の観光地めぐりを楽しんでいただき、さらには映画祭のゲストさんたちやスタッフたちと身近にふれあい、映画談議に花お咲かせる交流会なども盛り込んだ「ユニバーサルツーリズム・映画祭参加交流ツアー」を実施しています。
映画祭会期中、上映に合わせてテーマに即したシンポジウムやフォーラムなどを企画したり、映画関係者のゲストトークなどを行います。
映画祭会期中の企画として、以下の小学生、中学生、高校生の各学齢での異なる視点からワークショップを開催しています。
小学生にUDについての調べ学習をしてもらい、壁新聞形式のグループ発表原稿を作成します。さらに、柔軟な発想力から独創的なUDを考案して、映画祭当日に発表してもらいます。
視覚障害や聴覚障害、車いすユーザーなどの障害当事者とペアとなり、隣同士で一緒に鑑賞して感動を共有する体験をしてもらいます。さらに、その後それぞれ感じた事を発表し合うことで、様々な気づきをより深いものとして共有してもらいます。
ユニバーサル上映環境作成体験発表で、耳が聞こえない人・目が見えない人と一緒に鑑賞できるようにするにはどうしたら良いかということを課題として、実際に日本語字幕や音声ガイドの作成に取り組んでもらいます。さらに、映画祭当日には音声ガイドナレーションや字幕のオペレートも担当して、上映を提供する側の実体験をしてもらいます。
映画祭に参加してくれた子供たちに感想文を書いてもらい、その頑張った経験を大人たちが認めて褒めてあげる機会として表彰をさせていただいています。
主に、小・中・高校生ワークショップに参加してくれた児童・生徒に、それぞれの体験の成果を感想文という形で文章にしてもらうことで、より経験が醸成されることをねらいとしています。